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外向的・内向的な性格について

 世間では、「他人に積極的に関わるあの人は外向的だ」や「他人と関わりたがらないあの人は内向的だ」など人間関係における積極性についてに外向的・内向的といった表現を行います。
 実際に数少ない科学的根拠のある性格分析のBIG5に外交性を測定する項目もございます。そんな外交・内向的について今回紹介させていただきます。


外向的・内向的とは?

 そもそも、外向的・内向的とは具体的にどのような意味かと言いますと下記の様になります。

外向的・・・他人に興味がある、人と関わる事が好き、大人数でいるのが好き、1人になることを嫌う、友達が多いタイプ
内向的・・・自分の内面に興味がある、人と関わる事が苦手、大人数が苦手、1人が苦にならない、友達が少ないタイプ

 筆者は内向的な部類に入ると思います。皆さんも気になる場合は「BIG5診断」と検索すると様々なサイトでできますのでお試しください。

赤ちゃんの頃から見分ける方法

 ある程度成長しないと外向的か内向的か分からなくと思われがちですが、海外の実験で赤ちゃんの頃の行動で見分ける方法が分かりました。

内向的な赤ちゃん・・・音などの刺激に対する反応が大きい(高反応)
外向的な赤ちゃん・・・音などの刺激に対する反応が少ない(低反応)

 これは、脳の構造によるものです。恐怖などを感じる際に活性化する扁桃体という部位があるのですが、この部位が活性化しやすくストレスを感じやすい人(高反応)が内向的になる傾向があります。
 HSP(感覚が敏感な人)の人も似たような現象です。そのため個々の赤ちゃんによって接し方が変わってくるのです。

世間で外向的が良しとされている理由

 世間では人間関係が得意な外向的な人が良いとされていますが、それはなぜでしょうか?それは現代社会が原因になのです。
 そもそも私達の先祖や祖父母の時代までは、いつも決まったメンバーで過ごしていました。そのため外向的ではなくても普段一緒に居る仲間の事を知れていますし、ある程度の人間関係が出来ていました。しかし、近代化が進み今の社会の様にまったく知らない人やあまり知らない人と関わる事が増えてしまいました。そのため知らない人にでも積極的に関わる外向的な人の方が早く人間関係が作ることが出来るため内向的な人よりも良いというイメージが出来てしまいました。

 今回は内向的な人にもメリットや優れている点があることも伝えたいと思います。どちらが良い悪いではなく使い方次第で外向的・内向的という能力を活かせるのです。

理想的なリーダーの性格とは

 会社などのグループの中でリーダーシップを上手く取れている人は、グループの生産性ややる気を上手く高め尊敬を集めます。そのようなリーダーはどのような性格が望ましいのでしょうか?
 一般的には外向的でメンバーに積極的に関わる人が良いと思われますが必ずしも良いという訳ではないのです。
 どういう事かと言いますと、所属グループの特性によって変わるのです。

・行動的でやる気ある人有能なが多いチーム・・・内向的なリーダー
・非行動的で積極性に欠けるチーム・・・外向的なリーダー

 まず行動的なチームの場合は個人が能動的にはたらくため、リーダーは間違った方向に行かない様にコントロールしつつ指示を与えすぎない事が大切です。そのため内向的なリーダーは上手にこなすことが出来るのです。
 逆に非行動で積極性に欠けるチームの場合は、リーダーが指示を出して上手に回るようにメンバーをコントロールすることで成果を上げる事ができます。

 性格と言うのは状況によってメリットになるのです。

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外向的な人・内向的な人に適した環境

 外向的・内向的な人にはそれぞれ適した環境がございます。皆さんも今までの経験の中で気づいているとは思いますが紹介させていただきます。

外向的な人に適した環境・・・静か過ぎない環境、人がいる環境、新しい出会いのある環境
内向的な人に適した環境・・・静かな環境、人が居ない・少ない環境、慣れ親しんだ環境

 これらの環境が害されることによって短期記憶や集中力が低下してしまうのです。実際に筆者(内向的)も行きつけのお店で人が多い時と少ない時では快適さが異なり滞在時間が変わっていました。

外向的な人のデメリット

 外向的な人は、人間関係に積極的で基本的にストレスを感じにくいのですが一定の条件の際に内向的な人よりも多くのストレスを感じメンタルを病んでしまう条件があります。なので外向的な人は下記の2点に注意してください。

自分を偽る・・・自分の性格やキャラクターを偽って過ごす。
孤独になる・・・会話のできない状態、在宅ワークなど

 つまり健全な人間関係の遮断によるストレスを強く感じてしまうのです。そのため、人間関係が良くない職場や会話のできない状況(テレワークや会話禁止の職業)などは避けるようにしましょう。

性格の変え方

 しかし仕事や私生活では自分の性格と異なる対応をせざるを得ない状況があると思います。基本的には自分の性格を偽るとメンタルを病んでしまうという研究もあるのですが害を無くす方法もございます。


 その方法と言うのが、「コアパーソナルプロジェクトのために行う」と言う事です。どういう事かと言いますと、自分の為に行うという明確な目的がある場合は内向的な人が外向的にふるまっても害が無くなります。
 また、もう1つポイントがあります。それは「自分がイメージする性格の人の行動を行う」という事です。例えばですが、外向的な行動をしたいと思った時は自身が思い描く外向的な性格の人の行動を想像します。(自分から挨拶・話しかけるなど)そのイメージをいくつか書き出し実施しやすい事から行うのです。つまり自身が想像する外向的な行動をするという事です。

 行動を変えると性格も変えることができるので他にも変えたい性格がある方は応用してみてください。


まとめ

 以上外向的・内向的な性格について紹介させていただきました。最後には性格を変える方法などもお話させていただきましたが、どんな性格にも長所があります。なのでまずは自分の性格を活かす方向で考えてみる事をおすすめします。
 ここまで読んでいただきありがとうございました。

 

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