皆さんは出張が好きですか?人によっては「刺激があって好き!」という肯定的意見から「移動が疲れるから嫌だ」という人もいると思います。かく言う筆者は「頻度による」といったところです。
今回は出張のメリット・デメリットや転職などで出張の多い仕事ってどんな感じかや出張のデメリットで苦しんでいる人のために解決方法や対処方法を含めてお話ししたいと思います。
出張とは? 転勤との違いについて
出張とは会社によって規定が若干異なりますが、「片道100㎞以上の移動を伴う業務」となります。100㎞未満の場合は外出扱いになることが多く違いとしては手当の有無等などがございます。
また出張が長期になった場合と転勤の違いについてですが、一言で表すと「転勤は部署が変わり、出張は変わらない」です。出張はあくまで業務により一時的に赴いているだけですが、転勤は部署や支店などが現地へ移っているという事になります。
出張に関する理不尽な現実
働き方改革によって世の中の労働環境は良くなって来ています。しかし出張については法整備が甘く従業員が損することが多いのが現状です。
出張族の筆者が理不尽にと思っている法律についてお話させていただきます。
出張の移動は勤務時間ではない
過去の裁判などでも判決が出ていますが、出張に伴う移動は労働時間ではないのです。なので移動が1時間であろうと8時間であろうと休日に移動した場合や早朝・深夜に移動しても勤務時間ではないのです。
理由としては「移動中の新幹線や飛行機内では読書や睡眠や動画視聴可能」とのことですが、外出や家でのリラックスなどできない事の方が多いのにおかしいと筆者は思います。
日当がない会社もある
実は日当は会社の福利厚生であり法律的に定められたものではございません。そのため会社によってのばらつきが多く実施している企業では¥2,000~3000程度ですが無い企業もございます。
また、恵まれている会社では食事手当があり朝食と夕食分で¥2,000~3000を追加で支給される場所もあるようです。(筆者の会社はございません、、、)
出張のメリット・デメリット
理不尽な現実を先に話しましたが、メリットも当然ございます。なのでここではメリット・デメリットについて紹介させていただきます。
メリット
- 出張手当がもらえる
- 会社のお金で全国や海外に行ける
- ご当地を楽しめる
- 家庭や会社から離れられる
- 気分転換になる
デメリット
- 移動時間は労働時間ではない(休日移動や深夜・早朝移動)
- 移動のストレスが多い
- 長期間の場合家に帰れない
- 家族との時間が取れない
- 食費がかさむ
当事者の状況や考え方によるものが多いですが多い声として土日祝や朝夜の時間が移動で潰れる事と長期間の出張についてはネガティブな声、手当や色んな場所に行けるという点ではポジティブな声が多かったです。
出張の良かった体験と嫌な体験
メリット・デメリットを紹介しましたが実際に出張が多い筆者の「出張の良かった体験と嫌な体験」について紹介させていただきます。転職や部署異動などで出張の多い仕事をするか悩んでいる方は参考にしてみてはいかがでしょうか。
良かった体験
出張の良かった体験として普段だったら行かない地域に行くことができます。海外や遠方地域なども業務の一環としていくことが出来るので余裕のある業務の場合は観光なども出来ます。
その中で印象的だったのが、佐渡への出張の際に仕事にかなり余裕があったため観光や現地の食事などを堪能できたことです。個人の旅行ではまずいかない場所だったのですが、自然豊かで景色も美しく海鮮がとにかく美味しい思い出がありました。
その結果、何か月後かにプライベートでも佐渡へ行き前回行けなかった場所に観光に行きました。
出張に行かなかったら一生行くことが無かったと思いますが、今では年に一回は行きたいと思うようになりました。
嫌な体験
嫌な体験はまとめると「予定が立てられない・予定が潰れる」です。まず1つ目が、友人とキャンプの予定を入れていたのですが月曜日からの業務のために前日移動が必要になったためキャンプ最終日の日曜日の予定がダメになってしまったことです。
2つ目はプライベートの予定が立てられないです。自分で出張日をコントロールできる場合は良いのですが筆者の業務はあまり融通が利かないため場合によっては予定を入れていても潰れる事が何度もありました。
本当は良くないですが、有給も何度も出張によって潰されています。
3つ目は土日移動です。前日移動がある場合は日曜日の午後に移動が必要なため準備や移動を含めると1日の半分が仕事のための時間になってしまいます。にもかかわらず勤務ではないという現実にモヤモヤしています。
(この文章を書いている今も、前日移動の日曜日です・・・)
出張が負担に感じたら
人によっては出張が嫌だという人もいると思います。筆者も状況によっては嫌な時もあり悩むことももあります。
他にも出張が嫌な人は多いと思いますので負担に感じた時の考え方をお話させていただきます。
出張の何が嫌なのか分析し対策する
一口に出張が嫌と言っても細かく分析する事で解決の糸口が見えてくることがあります。一般的に嫌がられる要素を上げるので当てはまる物を考えてみましょう。
また、それらに対する対策を行う事で負担や不満を減らすことが出来ます。
・長距離移動が嫌だ→動画や読書の時間にする(代わりの活動を見つける)
・休日や労働時間以外での移動が嫌だ→日程調整を行う
・不健康な食事や食費がかさむ→断食する(ダイエットや若返り効果あり)
・家族との時間が取れない→土産などで特別な時間を共有する
このように自分が何が嫌なのかを分析するところから行ってみましょう。他には同じような境遇の人はどのようにしているのか聞いてみるのもいいかもしれません。
ただ、上記でも解決できず思い悩む程に負担だったら上司に相談し改善できないか試してみましょう。
転職をする
会社内で解決できない場合は諦めて転職しましょう。あなたの人生はあなたのためにあるものなので会社や他人のために犠牲にしても将来後悔する結果になってしまいます。
出張や転勤の無い仕事に転職できれば出張のデメリットは消滅します。しかし仕事を選ぶ際には注意する事があるので下記に紹介させていただきます本を参考にしていただけると転職の成功確率が上がります。
まとめ
今回は出張についてお話させていただきました。筆者が出張が多い時期もあるため体験談を踏まえお話させていただきました。どんなことにもメリット・デメリットはありますので自分の価値観などに合致しているかや違う視点で考える事で解決できる事もあると思います。
皆さんの仕事が充実したものになることを陰ながら応援しています。
ここまで読んでいただきありがとうございます。