転職活動をされている皆さんが悩む事のトップにある「どの会社が良いか」について、転職経験のある私の経験を踏まえてお手伝いさせていただければと思います。
 私も転職活動の際に、「どの会社が良いのだろう」や「本当にこの会社で良いのだろうか」と悩んだ時期もありました。ただ、ずっと考えていても行動ができないので行動に移す・決めるための3つのルールを紹介します。

 基本としては、完璧(100点満点)を目指すのではなく、合格点(80点以上)を目指すための考え方です。心理学的にも完璧主義者というのはメンタルを病みやすいという研究結果もあります。なので「bestではなくbetter」を心がけて考えていきましょう。

3つのルール

①期限を決める

 まず1つ目は「期限を決める」です。例えばですが、「3か月後の○月末までに決める」と決めてその期間中の求人を転職サイト等で探し、その中で良かった会社を受けてみよう・入社しようと決める事です。
 理由としては、期限を決めずに良い会社を探し続けてしまうと「もっといい会社があるんじゃないか」や「この後にもっと魅力的な会社の求人があるのではないか」と考え続けてしまい決める事が出来なくなってしまいます。

 また転職活動の特徴として、選考~面接~内定までの期間が短く、複数社を同時並行で対応しないといけないので決めた期間内で選んだ会社を同時に受けるという状況になります。
 また魅力的な会社ほど人が多く集まり求人が終わってしまうという悲劇も起こりかねません。そのため、期限を決めてその中で入社希望会社を決める事をおすすめします。

②業務内容の半分はスキルを活かせる

 2つめは「業務内容の半分はスキルを活かせる」です。これは、入社後の読者様が働きやすく早く業務になじめるというメリットがあります。やはり中途採用で働く場合、ある程度前職でのスキルを求められ、また新しい業務を覚える必要があります。
 その中である程度、社会人として働いてきた人がスキルをゼロから学ぶというのは非常に負荷が大きく「絶対にこの業界に入るんだ」という人以外は挫折しやすい状況になってしまいます。

 そのため前職のスキルが半分でも活かせる仕事の場合は「この業務は○○の経験が生かせる」や「これは○○みたいだな」と理解度が上がったり、逆に「前職ではこのように効率化してました」などと転職先で新しい方法として前のスキルを発揮できる可能性が上がります。
 読者様が新しい職場で活躍できる可能性を上げるためにもスキルを活かせる会社・業務をおすすめします。

③優先順位を決める(1位~3位まで)

 3つめは「優先順位を決める」です。この方法は最も転職先で迷った際に助けとなった考え方です。私の場合、具体的には(1位:労働時間の改善、2位:休日、3位:給料が○○万以上)と決めていました。優先順位を決める事によって基準が明確化され迷いにくくなります。


 基準を決めていないと「A社は給料が高いな・・・」「B社は福利厚生がしっかりしているな・・・」とそれぞれの会社の良い面や悪い面を比べて迷い続けてしまいます。筆者も最後の内定先2社で迷った際に「A社は給料が高いけど、労働時間が長めだな」「B社は給料が普通だけど、残業が少なくてしっかり休めるな」と比較し優先順位を基準にB社入社を決めました。今現在も働いていますが、後悔はありません。

 自分がこの転職で何を望んでいるのかを明確にすることによって意外と迷いなく選択することが出来ます。この優先順位については転職活動の最初に行う事をおすすめします。

まとめ

 ここまで読んでいただきありがとうございます。今回は、私が転職先を決めるために実際に使って良かった3つの考え方を紹介させていただきました。転職はすごい大変ですが、その分しっかりと考え行動に移し決定する必要があります。紹介させていただきました内容を踏まえ、自分の内面と向き合い多くの選択肢の中から決める事によって新しい道が開け皆さんの人生がより良くなることを願っています。