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面接の合格確率を上げる心理学

 就活・転職活動などでこれから面接をする方々向けに今回は、心理学の観点から面接の合格率を上げる方法を説明させていただきたいと思います。
 私自身、転職活動の際に実践したものでもあるので参考にしていただければ幸いです。
 

 面接で合格率を上げるには、面接官に良い印象を持ってもらうことが必須事項です。そのため、心理学の中でも第一印象が良くなる技法を説明させていただきます。

1.印象を良くするための心理学

①ハロー効果・・・1つ際立った優れた点があることによって、他の能力も優れていると思われる

 まず1つ目は「ハロー効果」です。これはご存じの方も多いと思われますが、ハロー効果は凄さが分かりやすいものほど効果が期待できます。それでは具体的にどのようなものが効果が期待できるか説明させていただきます。

具体例:英語が話せる、有名な難関資格、スポーツでの優秀成績(例:甲子園)、SNSのフォローワーが○万人いる

 上記の内容のような分かりやすい指標があることにより面接官から、他の能力も高いと思われる可能性が上がります。ただし、最後のSNSのフォローワー数については面接官の年齢が上に行くほど効果が薄く、若い程効果があるので注意が必要です。

②ピークエンド効果・・・最も盛り上がった場面と最後が印象・記憶に残りやすい

 2つめは「ピークエンド効果」です。映画でよく使われる手法ですが、会話やストーリーなどで人の記憶に残りやすいのがピーク(最も盛り上がった・印象が強い事)とエンド(最後・エンディング)というものです

具体例:面接の順番を最後や最終の時間帯にする、最後の挨拶を印象的に、最後に相手が考える質問をする

 まず、面接の順番については1日や面接業務という大きなくくりのエンド(終わり)を狙っています。これは、面接官が最後の業務のため気分の多少良くなっているのでさらに印象が良くなります。
 最後に相手が考える質問をするについてですが、これについては「面接官である○○さんはどう考えてますか?」と面接官にフォーカスした質問をすることです。これにより面接官としてではなく一個人として考えて発言するので面接後も多少考えてしまい印象に残りやすいです。

③ミラーリング・・・相手の動作を真似る

  3つめは「ミラーリング」です。これは恋愛心理学で必ずと言っていい程出てきますが、これは面接でも効力を発揮します。人というのは自分に似ている人に好意を向けるため面接官に好意を持ってもらうということについては最も実施し易いと思います。ただし、露骨にやると怪しまれるのであくまで自然にです。

具体例:同じタイミングで飲み物を飲む、身体の動きをミラーリングする、同じ言葉を使う

 前の2つはよく聞く方法だと思いますが、最後の「同じ言葉を使う」について説明します。面接官が「しっかりと・すごく・かなり」など口癖とまでは言いませんが、表現の方法や会話の中で出てくる単語や文章を真似ることです。これによって無意識に相手に親近感を持たせることが出来ます。

2.心理学の応用で印象・記憶に残す

 続いては、上記の他の心理学を応用し面接官への印象・記憶に残す方法をお話しします。

①知性・カリスマ性・・・能力があるように印象付ける

 1つ目は、「知性・カリスマ性を印象付ける」です。やはり企業として優秀な社員が欲しいのは当たり前であり、30~60分程度の面接でそれをいかに効率よくアピールできるかによって合格率は変わります。
 実は、他人の知性というのは無意識に感じ取っており研究によっても音読・会話を観察するだけで相手の知性やIQをほとんど正しく見積もれるという結果も出ております。
 また、第一印象にて相手を有能か無能かという印象付けを行っております。

具体例:アイコンタクトを多めに行う、外見の魅力度を上げる(化粧・服装・高身長)

 まず、アイコンタクトについてですが演説におけるカリスマ性を研究した結果で「カリスマ性が高いと評価された人ほど聴衆や相手へ視線を向けていた」という結果が出ております。確かに原稿をそのまま読んだりしている人は自信がなさそうに見えますよね。
 外見の魅力度についてですが、こちらも研究で「外見的魅力度が高い人・身長が高い人ほど能力や地位が高く評価される」という研究結果が出ております。そのため、できる事として睡眠をしっかりとる(寝不足で魅力3割減)・男女関係なく化粧を行う・シークレットブーツやヒールなどが簡単に行えると思います。

②色の心理学・・・色による心理への影響力

 色彩心理学というものがありその原理を応用したいと思います。これは非常にシンプルで「赤い物を身につける」です。「赤色」というのは人の記憶に残りやすく又、注目しやすい色です。

具体例:赤いネクタイ、赤いカバン、私服面接の場合はシャツなどを赤色に(柄でもOK)

 芸人さんでも全身真っ赤な衣装の人の印象って残りやすいですよね,他にもテストの採点も赤を使っていたり、注意喚起や重要な標識も赤が多いですよね。
 ただ、全身赤だと行き過ぎてしまうので男性ならネクタイ・女性はカバンやアクセサリーで十分です。また、女性の場合、赤を身につけると魅力度が上がるので上記との掛け合わせが出来ます。

まとめ

 今回は、具体例を交えながら心理学的に面接の合格率を上げる方法を紹介させていただきました。このような1つ1つの方法を組み合わせることによってより効果が高くなるのでまずは1つでもお試しください。
 皆さんの人生がより良くなることを願っております。

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